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臨床倫理研究センター

 本センターは、「建学の精神であるケア・スピリットを中心に臨床における倫理の在り方を研究し、大学の看護学教育や臨床現場における保健・医療系教育に貢献する」ことを目的に令和3(2021)年度に、本学初代学長である清水哲郎先生により、活動を開始しました。2024年度から、三浦靖彦が臨床倫理研究センター長に就任いたしました。腎臓専門医(透析専門医)、総合診療医として臨床に携わりながら、臨床倫理を学んできた身ではありますが、当センター設立のコンセプトを引き継がせていただきながら、さらに地域で働く医療・介護・多職種の皆様にとってわかりやすい、現場で役立つ臨床倫理を発信しながら活動していく所存ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

活動

本センターでは以下のような活動を行います。

Ⅰ 臨床倫理(看護実践の倫理を含む)の普及と研究

  • 医療・介護の基本的姿勢である「臨床倫理」をわかりやすく解説する講演会・研修会を全国各地で実施しています。
  • 超高齢社会にあって、一人一人の人生を充実したものとするためのアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)の普及活動を積極的に展開しています。
  • 臨床の現場で働く方たちが気軽に参加できる「もやもやカフェ盛岡」を通じた支援活動を展開しています。
  • 医療・介護現場で働く方々のための参考となるテキストブック等の執筆活動を展開しています。(詳細はこちら

Ⅱ もやもやカフェ盛岡の開催

 医療・介護は大規模病院で完結するものではなく、その90%以上は地域で実践されています。しかも、地域の医療・介護を担っているのは小規模な施設であり、そのスタッフの中に倫理的支援が出来る人材はほとんどおりません。
 開催責任者である三浦は、過去に関東の数か所の地域で、医療・介護現場で働く多職種スタッフを対象に、「倫理」という堅苦しいワードを使わずに、現場のジレンマを多職種で考える会をカフェスタイルで実践してきました。そのノウハウを使って、本学を憩いの場として、多職種の方々のジレンマの解消のお役に立てればと考えておりますので、お気軽にご参加ください。
過去の開催実績はこちら

Ⅲ 臨床倫理を学ぶ会の開催

 現場に役立つテーマを厳選し、各種教材を利用して、多職種で臨床倫理の基礎から応用までを学べる会を企画します。

過去の活動実績

臨床倫理研究センターに関するお問い合わせ

 岩手保健医療大学 臨床倫理研究センター事務局
 メール:cleth-c★iwate-uhms.ac.jp
(メールを送信される場合は★を@にしてください)