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学長・学部長挨拶




岩手保健医療大学 学長
濱中 喜代

地域に貢献するケア・スピリットを備えた
保健医療人を目指しましょう

本学は2017年4月に岩手県盛岡市に新設された看護学部単科大学です。今年学部生は8期生が大学院生は4期生が入学します。卒業生は例年同様半数以上が岩手県内に就職しました。看護師は全員、保健師は20名限度で国家試験受験資格を得ることができます。本学は大学での教育経験が豊富な看護学の専門性が高い教授陣が揃っており、学生ファーストの教育には定評があります。また附属病院はありませんが地域の病院・施設と良い連携体制を築いています。教育で大切にしていることに、ケア・スピリット〔自ら進んでケアに向かう姿勢〕があります。相手の最善を考えて看護するには専門的な知識、技術が必要です。長い期間ウィズコロナ時代が続いていますが、そのなかにあって、あるからこそ、教育全般を通して自律して看護実践ができる人材を育成しています。いまや看護教育は大学での教育の時代です。地域に貢献しようとする確実な意思があり、大学で看護師・保健師としての基礎と自己学修力を身につけたいと考えている皆様の入学を心からお待ちしています。一緒に学び、高め合いましょう。

PROFILE

花巻市出身。社会学修士。弘前大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程卒業。聖路加国際病院等で看護師を経験後、千葉大学看護学部創設時に小児看護学の助手となり、東京慈恵会医科大学医学部看護学科で講師~教授として23年勤め、その間、大学院母子健康看護学の教授も務めた。東洋大学社会学研究科福祉社会システム専攻修了。2017年から本大学の小児看護学教授、学部長を歴任、2021年から大学院教授、学長を務めている。

岩手保健医療大学看護学部 学部長
土田 幸子

充実した大学生活をともに送りましょう

本学は2017年4月の開学時から、「ケア・スピリット」を持った看護実践者の育成を掲げています。看護の対象となる人々のいのち・生活・尊厳を守り(護り)支える看護師・保健師の育成のため、倫理教育をカリキュラムの柱の一つとし教育を行っています。社会が激しく変化し先の見通せない時代において、看護職者に求められる役割が複雑かつ多様化しているなか、このような社会の変化に対応し創造していくためにも、大学で学ぶ4年間は専門学校で学ぶよりも1年長いですが、時間の余裕があるわけではありません。特に3年次以降の臨地実習では、応用力・創造力の醸成の時期とも言えます。看護技術の方法はわかっていても、実際患者さんにはその人の年齢・体格・病状などに合った方法を計画して行う必要があり、事前に様々な準備をして臨んでも計画通りに行かないことが多くあります。どのように修正すればその人に合った援助ができるのかを考え、再度実践しその人に合った援助を見出すことは、臨地実習でしか体験できません。本学では全臨地実習先に教員が赴き、体験一つ一つが意味のあるものとして学生が自覚できるよう、指導を行っています。
これからの看護の進むべき道をともに考え、充実した4年間がおくれるよう皆さんとともに歩んでいけることを楽しみにしています。

PROFILE

秋田県大館市出身、盛岡市30年在住。東京医療保健大学大学院看護マネジメント学専攻修了、修士(看護マネジメント学)。
聖マリアンナ医科大学病院教育担当師長、岩手看護短期大学教授、札幌保健医療大学看護学部基礎看護学准教授、東京純心大学看護学部成人看護学准教授を経て、岩手保健医療大学看護学部基礎看護学教授、岩手保健医療大学大学院看護学研究科修士課程看護管理学領域教授、2024年から学部長を務める。